飲酒運転
微量の飲酒をしていた消防団員が,消火活動中仕方なく消防車を移動させたときに人を轢いてケガをさせてしまった!
罪名
自動車運転過失傷害・道路交通法違反等(飲酒運転,ひき逃げ)
解決結果
略式罰金刑
詳細情報
消防団員が火災発生前に飲酒して消火活動に出動し,消火活動中にやむなく消防車を移動させた際,車の周辺にいた人を轢いて怪我を負わせた事件です。
弁護活動
被疑者がボランティアの消防団員であり,かつ運転担当者ではなかったからこそ微量の飲酒をしていたところ,消火活動中やむを得ず消防車の位置を移動させなければいけなくなったという事情を立証し,本件により処罰されるのであれば保身のために消防団員を辞めたいという声が団員から相次いでいることを主張しました。また,人を轢いた認識がなかったことを主張し,このことを被害者に理解してもらって早期に和解を成立させ,被疑者の身体拘束を解きました。
成果
略式罰金刑になりました。マスコミにより大々的に「消防団員が飲酒ひき逃げ」と報道されていたため,裁判所に報道と事件の本質は異なっていることを理解してもらうことができたがゆえの成果でした。